あなたの耳鳴りはどんな音?
  1. あなたの耳鳴りの音は「キーン」それとも「ボー」?その種類をご紹介

「キーン」それとも「ボー」?耳鳴りの音とは?

耳鳴りの音の種類をご紹介

耳鳴りの音は人によって違いますが、いくつかのパターンに分けることが出来ます。自分の耳鳴りがどのような音なのか、第三者に説明しやすくなる一覧表です。

電子音 甲高い音で「ピー」「チー」「ギー」という電子音のような音
イメージはモスキート音
金属音 甲高い音で「キーン」という金属音のような音
イメージは金属を叩いた時の反響音
セミの鳴き声 「ジーーー」というセミの鳴き声のような音
イメージはアブラゼミの鳴き声
低音・重低音 低音で「ボー」「ブーン」「ゴー」という重低音
イメージはマッサージ器の振動音
空間音 「サー」「シャー」という空気が抜けるような音
イメージは浮き輪の空気を抜く時の音
破裂音 「ブクブク」「ポコポコ」「パチパチ」という気泡が破裂する時のような音
拍動音 「ザッザッザッ」「ガンガン」という脈拍に合わせてなる音
鼓動と同じタイミングで鳴る
メロディ音 どこかで聞いた音楽や言葉が繰り返される
自分では止められない

これらの音の種類とは別に、自分にしか聞こえない「自覚的耳鳴り」と聴診器をあてることで他の人も聞くことが出来る「他覚的耳鳴り」に大別することが出来ます。また音の種類ではなく、聞こえ方でタイプを分けることも出来ます。音の種類にも出てきた「高音」「低音」以外にも、断続的に繰り返される「断続音」やエコーがかかったように聞こえる「共鳴型」などがあります。

耳鳴りの種類では特定の病気は見分けられない

耳鳴りの種類では特定の病気は見分けられない

上記のように人によって感じる耳鳴りは本当に様々です。これだけ種類があると「病気によって特徴的な音が耳鳴りとして現れるのではないか」「耳鳴りから病名が探れるのではないか」と思ってしまいますが、一概に「自分の耳鳴りはこの音がするからこの病気だ!」と断言することは出来ません。実は耳鳴りは病院に行っても「原因不明」とされてしまうことが多く、先に書いた「耳鳴りが続くことで考えられる病気」についても「耳鳴りと各病気の発生メカニズムは科学的には証明されていない」のが現状です。例えばメニエール病は、内耳にある「内リンパ液」の過剰増加により内耳が膨らんでしまうために耳鳴りやその他の症状が起こる、と言われていますが、正確には「起こると考えられている」のです。インターネットでは「この音の耳鳴りがしたらこの病気」という情報が数多くありますが、それらを鵜吞みにせず、きちんと病院に行って相談することがとても大切です。自分で病気を決めつけてしまうと、隠れている本当の病気がわからなくなってしまうこともありますから注意が必要です。

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